双方向画像音声転送システムLNET-675 概要

【本製品は製造・販売を終了しました】

双方向画像音声転送システム LNET-675 ハードウェア方式だからできる画像と音声のリアルタイム転送

  • 中間ディスプレイ一斉転送
  • 学生ディスプレイへの換画面転送
  • XGA対応アップスキャンコンバータ
  • マーキング機能標準装備
  • ステレオ音声送受信
  • シンクライアント対応
  • 鉛フリー対応
  • 導入事例掲載

受注生産

製品概要

LNET-675は、ハードウェア方式の画像・音声送受信システム(授業支援システム・教育用画像音声転送システム)です。 ハードウェア転送方式ですので、遅延なくリアルタイムに画像・音声を送受信することができます。

画像の転送先は、学生用ディスプレイ・中間ディスプレイ(教材提示用ディスプレイ)・プロジェクタの3種類を選択できます。 学生ディスプレイへの画像転送では、一斉・グループ・個別を選択して転送できます。
学生画面の自動巡回機能があり、学生画面の受信(モニタリング・監視)が可能です。全員・グループ・個別の画像受信にも対応しています。 受信した学生画面には、受信番号が表示され、受信中の学生画面に印や文字を書き込み、その画面を模範として他の学生に転送することができます。

また、音声転送機能を有していますので、先生用マイクや音声機器を接続して音声教材を学生に聴かせたり、先生と学生や学生同士で会話することが可能です。

キーボード・マウスのリモート介入機能や一時的にパソコンの使用を禁止するキーボード・マウス・ロック機能についてもハードウェア方式で制御します。

特長

  • 教卓にいながら学生の個別指導ができるキーボード・マウス介入をハードウェア方式で構築しましたのでOSに関係なく使用できるようになりました。
  • 従来の双方向ハードウェア画像転送システムに多彩なオプション機能が追加でき、さらに多機能になりました。
  • リアルタイムでビデオ動画も送信でき、マルチメディア教室に最適。
  • プロジェクタと中間ディスプレイに別のソースの画像を転送できます。
  • 起動時に中間ディスプレイに画面送信する・しないの設定が可能。
  • 操作ボードを標準のものと、教室のレイアウトに合わせたものから選択できます。(料金は異なります)
  • USB仕様のキーボード・マウスのパソコンをご使用の場合は営業部までお問い合わせください。
  • 鉛フリー対応製品です。鉛などの有害物質は使用していません。地球に優しい設計です。

環境に配慮した鉛フリーに対応

環境に配慮した製品作りの取り組みとして、人体や環境への影響が懸念される鉛の使用を規制した、鉛フリーに対応しています。

鉛フリー対応

Apple社「iPad」での動作について

Apple社のタブレット端末「iPad」を接続して画像転送の動作を確認しました。

「iPad」での動作確認

品質を誇る国内生産

授業支援システム『LNET』シリーズは、品質にこだわり、且つ、サポート面で柔軟かつ迅速な対応をとれるよう、開発・製造を日本国内で行っています。
九州熊本にある工場(熊本テクニカルセンター)にて製造した製品を日本全国にお届けします。

品質を誇る国内生産

5年保証と保守サービスについて

5年保証

授業支援システム『LNET』シリーズは、5年間の無償保証を致します。
品質、耐久性に自信があるから、お客様のリース期間に合わせて、5年間の無償保証期間を設けています。 この期間中、何度故障しても、無償で修理いたします。修理はセンドバック方式になります。

5年間無償保証

保守サービス

5年間の無償保証期間中、センドバック方式で無償修理致しますが、修理期間中は製品をお預かりすることになり、お客様にはご不便をお掛けします。 この為、修理期間中の代替機貸出しサービスやオンサイト保守サービスなど、各種サービスを併用していただくと、便利かつ安心してご使用いただけます。 詳しくは、下記リンク先の詳細情報をご覧ください。

保守サービスのご案内

双方向画像音声転送システム LNET-675 ハードウェア方式だからできる画像と音声のリアルタイム転送

授業支援システム『LNET』シリーズの主な特長・機能をご紹介しています。機種選択の参考にご覧ください。

  • ここに掲載している機能は標準仕様のものです。標準仕様以外でもカスタマイズにより対応実績がある機能もありますので、詳しくはお問い合わせください。

システムの特長

ハードウェア転送方式によるリアルタイムの画像音声転送

画像と音声の転送はハードウェア転送方式ですので、先生のパソコンのマウスカーソルの動きや、動画の画面・音声の遅延がなく、リアルタイムに転送できます。
データ系LANとは別のモジュラーケーブルを設置しますので、画像転送を行ってもネットワークのトラフィックには影響を与えません。

ハードウェア転送方式 (LNETシリーズによる画像音声転送)

ハードウェア転送方式によるリアルタイムの画像音声転送

ソフトウェア転送方式

ソフトウェア転送方式

送信ソースの端子にRGB 3系統とビデオ 3系統を装備

マスター装置に、3系統のアナログRGB、3系統のビデオ(NTSC)の入力端子を装備しています。
その中から送信ソースを選択して画像を転送することができます。(ビデオ信号はアナログRGB信号に変換して分配します。)

送信ソースの端子にRGB 3系統とビデオ 3系統を装備

  • アナログRGB 3系統のうち2系統はパソコン接続用の端子で、パソコン画面の折返し用のディスプレイ出力端子を装備しています。3系統目は入力専用で、ノートパソコンやRGB出力端子のある書画装置等の接続に適しています。
  • ビデオ(NTSC)の3系統は、S映像端子と映像端子を各々装備しています。

アナログRGB対応

3系統のアナログRGB入力端子(D-Subミニ15ピン)を標準装備しています。
先生パソコンを2台まで接続できます。また、先生パソコン用とは別に1系統のRGB入力端子を装備していますので、RGB出力端子をもった書画装置や持込みのノートパソコンなどを接続して学生側に画像転送を行うことができます。

アナログRGB入力端子

  • 先生PC1・先生PC2には、パソコンからの入力端子とディスプレイへの折返し用出力端子があります。

高解像度対応アップスキャンコンバータ内蔵

S映像端子/映像端子に接続されたビデオ信号(NTSC信号)の映像は、マスター装置に内蔵の高解像度アップスキャンコンバータを経由することでアナログRGB信号として出力されます。
ビデオ画面をパソコンの画面に表示させるためのスキャンコンバータにTBC(タイムベースコレクタ)を内蔵しておりますので、ビデオデッキの一時静止画面もきれいに表示できます。これによりビデオ教材の活用の幅が広がります。

アップスキャンコンバータ(イメージ図)

ユニット間はモジュラーケーブルで接続

マスター装置(親機)~スチューデントユニット(子機)間、スチューデントユニット(子機)どうしの間は、モジュラーケーブルで接続します。
ネジ止めなどの手間がかからず、敷設も簡単に行えます。

ユニット間はモジュラーケーブルで接続

『LNET-675』では4本一組のLNET専用モジュラーケーブルを使用します。コネクタは色分けしていますので、ユニットに表示されている色にあわせて接続して下さい。

  • LNET専用ケーブルは、LNETの画像音声転送の用途に合わせた結線の専用ケーブルです。LNET専用ケーブル以外のケーブルは外観が同じでも結線が異なる場合がありますので、ユニット間の接続は必ずLNET専用ケーブルをご使用ください。

キーボード・マウスの制御方式

キーボード・マウス介入・逆介入など機能を実現するキーボード・マウス制御方式は、LNET専用の接続ケーブルを経由するハードウェア方式になります。キーボード・マウス制御(介入・逆介入・ロック)をLNET-675のハードウェアによる制御を行いますので、OSや他の環境に依存せず、WindowsのみならずLinuxでもご使用頂けます。WindowsとLinuxのデュアルブート環境でのご使用も可能です。

『LNET-675』のキーボード・マウスの制御方式

  • LNET-675設定用ユーティリティはWindows版のみの提供になります。

キーボード・マウスのタイプはUSBとP/S2の2種類

キーボード・マウスの接続は、USB接続とPS/2接続に対応するように、2タイプのモデルをご用意しています。ご使用のキーボード・マウスのコネクタに合せてLNET-675のマスター装置、スチューデントユニットをご用意ください。

USB端子モデル:マスター装置『LNET-M675U』 スチューデントユニット『LNET-S675U』
PS/2端子モデル:マスター装置『LNET-M675F』 スチューデントユニット『LNET-S675P』

LNET-675のキーボード・マウス制御

  • 異なる方式のユニットの混在はできません。マスター装置とスチューデントユニットをPS/2用もしくはUSB用で揃えてください。

画像転送機能

解像度はSXGAに標準対応。カスタマイズによりUXGAにも対応可能

双方向の画像転送では、先生が提示する教材を学生側に転送するだけでなく、学生画面を模範画面(モデル画面)として他の学生に転送する場合があります。このため、通常の片方向の画像転送の2倍の距離で画像信号を送る必要があり、より高度な画像転送技術が求められます。
『LNET-675』では標準仕様でSXGA(1280×1024)に対応しています。
また、カスタマイズによりUXGA(1600×1200)などの解像度への対応実績が多数あります。

解像度はSXGAに標準対応。カスタマイズによりUXGAにも対応可能

中間ディスプレイ(教材提示用ディスプレイ)への画像転送

先生パソコンの画面やビデオ機器(DVD、書画装置)などの教材画像を、中間ディスプレイ(教材提示用ディスプレイ)に一斉送信します。
学生は中間ディスプレイの教材画面を見ながら自分のパソコンの操作ができますので、効率的に学習を進めることができます。

パソコン全てが電源OFFの際にも、中間ディスプレイにビデオ等の映像機器の映像転送ができます。

中間ディスプレイへの一斉画面転送

学生ディスプレイへの画面転送

先生パソコンの画面やビデオ機器の画像を、学生パソコンのディスプレイに送信する機能です。
設置スペースの関係で中間ディスプレイを置けない場合でも学生ディスプレイ転送機能のある機種で画面転送システムをご利用頂けます。

誤操作を防止するため、学生ディスプレイに送信した際に連動して学生のキーボード・マウスをロックします。

学生ディスプレイへの画面転送

画像転送先の選択

中間ディスプレイへの一斉画面転送

先生パソコンの画面やビデオ機器の画像を、学生パソコンのディスプレイに送信する機能です。
設置スペースの関係で中間ディスプレイを置けない場合でも学生ディスプレイ転送機能のある機種で画面転送システムをご利用頂けます。

誤操作を防止するため、学生ディスプレイに送信した際に連動して学生のキーボード・マウスをロックします。

中間ディスプレイへの一斉画面転送

学生ディスプレイへの画面転送(全員・グループ・個別)

先生パソコンの画面やビデオ機器の画像を、学生パソコンのディスプレイに送信する機能です。
設置スペースの関係で中間ディスプレイを置けない場合でも学生ディスプレイ転送機能のある機種で画面転送システムをご利用頂けます。

誤操作を防止するため、学生ディスプレイに送信した際に連動して学生のキーボード・マウスをロックします。

学生ディスプレイへの画面転送(全員・グループ・個別)
  • 全員送信:出席の全学生を対象に、一斉に学生ディスプレイに教材画面を転送します。
  • グループ送信:AからHまでの8グループから任意に選択したグループの学生ディスプレイに教材画面を転送します。複数のグループに転送することも可能です。
  • 個別送信:任意に選択した個別の学生のディスプレイに教材画面を転送します。複数の学生を選択することも可能です。

転送画面に図形や線を描画できるマーキング機能

パソコンやビデオなどの教材画面にカラフルな書き込みをして転送できます。
軌跡や直線だけでなく、円や四角などの図形も自由に描画でき、描いた円の中に文字を書くことも可能です。

転送画面に図形や線を描画できるマーキング機能

プロジェクタ出力(出力のON/OFF機能付き)

プロジェクタ出力端子(アナログRGB D-sub 15ピン)を標準装備。学生側への画像転送とは別に、プロジェクタ出力独自でのON/OFFが可能です。

プロジェクタ出力

プロジェクタと学生側に別ソースを転送

学生側(中間ディスプレイもしくは学生PCのディスプレイ)に転送中のソースと異なる送信ソ-スをプロジェクタに出力することができます。

プロジェクタと学生側に別ソースを転送

  • ビデオ信号(NTSC信号)のソースを学生側とプロジェクタで別ソースを映すことはできません。

プロジェクタを10m以上離して接続する場合

プロジェクタを10m以上離して接続したい場合、長いRGBケーブルを使うだけだとケーブルの品質に依存して信号が減衰して画質が低下したり映らなかったりする場合があります。このような場合に、アナログRGB信号延長器「LES-200A/B」でRGBケーブルを延長してプロジェクタを接続すると、クリアな画像で映すことができます。

プロジェクタを10m以上離して接続する場合にアナログRGB信号延長器 LES-200A/Bを併用する例

強制送信機能

先生側から学生ディスプレイに強制的に画像を送信します。学生側では自分のパソコン画面に切換えることができない送信モードです。
強制送信時に学生が不用意にキーボードやマウスの操作をしないように、強制送信とキーボード・マウスロックを連動することも、設定により可能です。

学生ディスプレイに強制送信機能

学生画面の受信(モニタリング)

学生パソコンの画面を先生側でモニターする画面受信機能です。
受信画面は、ハードウェア転送方式により遅延無く確認用ディスプレイに表示されます。

全学生の画面をひとりずつ順番に先生側の画面に映し出してチェックできます。課題に対する学生たちの理解度を、トータルに判断する場合などに便利。課題内容や人数に応じて、ひとりあたりの時間を、自由に設定できます。
特定の学生を指定して、その学生の画面を先生側の画面に映し出すこともできるので、気になる学生の画面を重点的にチェックして、各学生の授業への理解度を把握して、きめ細かな指導のための土台作りが行えます。

全員やグループを指定して、自動巡回で学生画面をモニタリングすることもできます。

学生画面の受信(モニタリング)

モデル画面送信(模範の学生の画面を全員に見せる)

モデルとなる学生を指定してその画面を他の学生ディスプレイや中間ディスプレイに画面転送する機能です。
模範となる学生の画面を他の学生に遅延無く見せることで学習効果を高めることができます。
転送画面は、ハードウェア転送方式により遅延無く他の学生ディスプレイに表示されます。

学生画面の転送(モデリング)

音声機能

ステレオ音声対応

マルチメディア教材やビデオ教材を生かせるステレオ音声対応

先生の声やパソコン・ビデオなどの音声を、学生のヘッドフォンに転送できます。ハードウェア方式なので、音切れや遅延などもなく、画面と併せてリアルタイムで転送できます。
データ系LANとは別のモジュラーケーブルで接続しますので、ネットワークのトラフィックには影響を与えずに安定した音声の転送が可能です。
音声はステレオ音声対応です。

ステレオ音声対応

音声送信

全員・グループ・個別を選択

教材音声を一斉に全員に送信することができます。
また、グループ単位や特定の学生を指定して音声を送信することも可能です。

音声送信

音声ミキシング機能(マイク音声や外部機器の音声をミキシング)

マスター装置にはヘッドセット、パソコン、外部音声機器などを接続できますので、これらの音声をミキシングして学生に聞かせることができます。
また学生側では、スチューデントユニットにヘッドセット、パソコン、外部音声機器などを接続して各々の音声をミキシングしてパソコンや外部音声機器に録音することが可能です。

音声ミキシング機能

学生パソコンの音声を全員に送信

学生のマイク音声だけでなく、パソコンの音声もLNETを通して他の学生に音声送信することができます。
模範となる学生の音声を他の学生に聞かせることができます。

学生パソコンの音声を全員に送信

音声受信(全員・グループ)

学生のマイク音声やパソコン音声など、学生が聞いている同じ音声を先生側でモニタリングすることができます。全員や特定のグループを指定して自動巡回することもマニュアル操作で確認しながら巡回することもできます。

音声送信

音声モニタリング機能(先生が学生の音声をこっそり聞く)

学生のマイク音声やパソコン音声など、学生が聞いている同じ音声を先生側でこっそり聞く(モニタリングする)機能です。語学授業などで、学生の発音練習中の声をチェックすることができます。

音声モニタリング機能
  • 複合操作により可能です。

語学練習やディベートにも活用できる会話機能

先生が指定する複数の学生の間でLNETのヘッドセットを利用して会話することができます。
先生は会話を聞くことも会話に参加することもできます。
ハードウェア方式なので音切れや遅延などもなく、クリアな音声で語学の練習も可能です。

語学練習やディベートにも活用できる会話機能

グループ会話

予め登録されているグループのメンバー同士で会話したり、先生が指定する複数の学生同士での会話が可能です。先生は学生同士の会話をモニターすることも、会話に参加して学生とディスカッションすることもできます。

グループ会話

学生間のグループ・ペア会話に先生が参加

学生同士のペア会話やグループ会話をさせて先生が会話を聞いているだけ時、任意の時点で先生が学生間の会話に参加して学生同士と先生を交えて会話することができます。

グループ会話

音声モデリング機能(モデル会話・集団会話を全員に聞かせる)

任意の学生同士の会話や指定したグループ会話を、会話モデルとして、会話に参加していない他の学生に聞かせることができます。モデル会話の送信中でも任意の時点で先生が会話に参加することができます。

学生パソコンの音声を全員に送信

LNET連動音声セレクタで画像と音声を連動して切替える

オプションのLNET連動音声セレクタ<LSW-SV73M>を用いて、LNETの画像ソースの選択と連動して画像ソースに応じた音声ソースに自動的に切り替えることができます。
画像選択と音声選択の二つを操作する手間を省きます。

LNET連動音声セレクタ LSW-SV73Mで画像と音声を連動

操作・管理機能

コンソール操作ボード

操作は教卓上の操作ボードで行います。
操作はボタンを押すだけですので、パソコンに不慣れな方でも直感的な操作で直ぐにお使いいただけます。

操作ボードは座席ボタンを8列×10段で配置した標準操作ボードと、教室レイアウトに合わせて座席ボタンを配置したレイアウト対応操作ボードからお選び頂けます。(価格は異なります)

標準操作ボードでは、横8列×縦10段の学生座席ボタンがあります。
レイアウト対応操作ボードでは、座席ボタンやLEDの位置、座席番号の表示も自由にカスタマイズいたします。また、枠を使って机の向きや配置を表すことができます。

操作ボード
写真は標準タイプの操作ボード

出席状態の表示

学生ディスプレイへの画面送信や注目機能(ブラックアウト)など、座席を対象とした操作は全て出席座席が制御 の対象となります。

出席状態:座席ボタンのLEDが緑色に点灯している座席は出席状態を示しています。本システムでは、学生パソコンの電源がONになり、ディスプレイ信号が出力されている状態を以って出席として扱います。
欠席状態:座席ボタンのLEDが橙色に点灯している座席は欠席状態を示しています。学生パソコンの電源がOFF の状態、もしくは学生パソコンの電源がON でもスタンバイ状態になってディスプレイ信号が出力されない状態になると欠席とみなします。

  • 設定により、欠席状態の座席を強制的に出席状態にして、制御対象に含めることもできます。
出席状態の表示

強制出席モード ~ 学生パソコンがOFFでも画像・音声の制御対象にする

通常モードでは、学生パソコンの電源がONになりディスプレイ信号が出力されているパソコンを「出席」として画像・音声の制御対象として扱い、パソコンの電源OFFの座席は制御対象に含まれません。
強制出席モードにすると、電源がOFF状態のパソコンも強制的に画像・音声の制御対象に含めて、学生ディスプレイに画面転送したり音声送信を行うことができます。
学生ディスプレイの電源がONであれば、学生ディスプレイに画像転送が可能です。学生のパソコンの電源を入れなくてもビデオ画像の送信ができますので、パソコン教室を視聴覚用途など多目的なビデオ教室として利用できます。

学生PC OFF時でも学生側への画像送信が可能

注目機能(ブラックアウト)

注目機能は、すべての学生パソコンの画面を真っ黒な状態(ブラックアウト)にします。
先生の説明に集中させたり、テストの開始時にロックを解除し、終了時にロックをONにするなど、学生パソコンの操作に制限を設けることができます。
注目の状態は、ブラックアウトのみ、キーボード・マウスのロックを連動する設定のほか、学生がヘッドフォンでパソコンなどの教材音声を聞いている場合に、注目機能の実行時に連動して学生のヘッドフォンの音声をミュート(消音)する設定も選択が可能です。
制御の範囲は、全員、グループ単位、個別学生から選択して実行することができます。

注目機能(ブラックアウト)

キーボード・マウス介入機能

先生パソコンから学生パソコンを遠隔操作

先生パソコンのキーボードとマウスを使って、教壇にいながらリモートで学生パソコンを操作することができます。
学生画面をモニタリング中に気になった学生のパソコンを遠隔で先生が操作して見せて、学生にアプリケーションの操作方法を見せるなどの 指導が行えます。

キーボード・マウス介入機能

  • キーボード・マウス介入の間は、学生側のキーボード・マウスはロック状態になり、学生は操作することはできません。
  • LNET-675のキーボード・マウス介入機能はLNET独自のハードウェア方式です。

キーボード・マウス逆介入機能

指定学生に先生パソコンをリモート操作させる機能です。
指定した学生から、先生パソコンのキーボード・マウスの操作が出来るので、先生パソコンだけインターネットにつなげれば、インターネットを使った授業が出来ます。また、先生パソコンだけにハードやソフトが入っている場合でも、学生から操作することが出来るので、マルチメディア教育・理科実験教育などに活用できます。

キーボード・マウス逆介入機能

  • キーボード・マウス逆介入の間は、先生側のキーボード・マウスはロック状態になり、先生は操作することはできません。
  • LNET-675のキーボード・マウス逆介入機能はLNET独自のハードウェア方式です。

2教室分離統合機能

2教室を各々独立した教室として扱う分離モードと、2教室全体を1教室として制御する統合モードをLNET起動時に選択して操作する機能です。
統合モードでは、操作は主教室側(LNETを起動した教室)でのみ行います。

2教室分離統合イメージ図

  • 2教室分離統合を実現するにはオプションの「マスタースレーブ接続キット」が必要になります。

双方向画像音声転送システム LNET-675 ハードウェア方式だからできる画像と音声のリアルタイム転送

機器構成

型番 品名 備考
LNET-M675F マスター装置 画像音声転送装置 PS/2タイプ(主装置・先生用)
LNET-M675U マスター装置 画像音声転送装置 USBタイプ(主装置・先生用)
LNET-S675P スチューデントユニット 画像音声転送装置 PS/2タイプ(子機・中間ディスプレイ・学生用)
LNET-S675U スチューデントユニット 画像音声転送装置 USBタイプ(子機・中間ディスプレイ・学生用)
LNET-C675S 標準操作ボード 操作ボード上の座席レイアウトはヨコ8列×タテ10段です。※1
LNET-C675F レイアウト対応操作ボード 教室のレイアウトに合わせて、学生座席ボタンを自由に配置することができます。※1 ※2
  • ※1操作ボードはどちらかを選択してください。
  • ※2型番はご採用いただいた後決定いたします。
  • キーボード・マウスはPS/2タイプもしくはUSBタイプのどちらかに統一してくださいますようお願い致します。詳しくは弊社営業部までお問い合わせください。

構成イメージ図

LNET-675システム構成図

  • 書画装置を鮮明に表示させるためにはビデオポートではなく、先生PC2に接続する必要があります。ポートが不足する場合は、ランド製RGB分配器をお求めください。
  • DVDソースの画像を高品質に表示するにはPCのDVDドライブを使用し、転送することをお勧めします。
  • 先生用の確認用ディスプレイは必ずご用意下さい。マーキング機能をご使用になる場合に必要です。また、学生画面の受信用ディスプレイが先生の画面とは別にあった方が便利ですので、先生用の確認用ディスプレイを接続することをおすすめします。

双方向画像音声転送システム LNET-675 ハードウェア方式だからできる画像と音声のリアルタイム転送

システム仕様

対応信号 アナログRGB
転送方式 ハードウェア転送
転送方向 双方向(先生側←→学生側)
送信:一斉転送・グループ転送・個別転送 受信:個別
中間ディスプレイ接続台数 / システム 最大32台※1
学生パソコン・ディスプレイ接続台数 / システム 最大64台※1
スチューデントユニット接続台数 / システム 最大32台※1
対応解像度 SXGA(1280 × 1024)※2 ※3
送信ソース数 アナログRGB × 3
ビデオ(NTSC) × 3※4 ※5
TBC付きアップスキャン
コンバータ
XGA(1024 × 786)対応
音声転送 双方向(先生側←→学生側)
送信:一斉転送・グループ転送・個別転送 受信:個別転送
音声仕様 ステレオ音声対応
音声ソース数 ライン × 1※6 ※7
マイク × 1※6 ※7
接続方式 4ライン × スチューデントユニット 8台までのデイジーチェーン方式※8
接続ケーブルの本数 4本※9
  • ※1スチューデントユニット最大32台接続可能。スチューデントユニット1台につき中間ディスプレイを1台、学生パソコン・ディスプレイを2台接続可能。
  • ※2パソコン・ディスプレイは、使用する解像度で2種類以上のリフレッシュレートに対応しているものをご使用ください。
  • ※3標準仕様を超える解像度にも多数の対応実績がございます。詳しくは営業部までお問い合わせください。
  • ※4ビデオ信号(NTSC)はアップスキャンコンバータによりアナログRGB信号に変換して転送。
  • ※5ビデオの静止画は機種により乱れることがありますので、TBC内蔵型のビデオデッキをお勧めします。
  • ※6マスター装置に標準装備の入出力端子の数です。
  • ※7LNET連動音声セレクタ『LSW-SV73M』を導入すると音声ソースの数をライン入力
    × 6、マイク入力 × 2に拡張して、画像ソースの選択と連動して音声ソースの切替えができます。
  • ※8RJ45(8極8芯)プラグのモジュラーケーブルで当社独自のツイストを行った専用ケーブルにて接続します。形状が同じでもLANケーブルや他社製ケーブルはご使用になれませんのでご注意下さい。
  • ※9マスター装置に1台のスチューデントユニットを接続するために必要なモジュラーケーブルの本数です。デイジーチェーンで後段のスチューデントユニットを接続する場合も同様のケーブルを使用します。

機器仕様

マスター装置(先生用)

LNET-675 マスター装置写真

型番 LNET-M675F LNET-M675U
映像入力 アナログRGB × 3(D-Subミニ15Pin)
ビデオ(NTSC) × 3(S映像端子/ビデオ映像端子)※1
映像出力

アナログRGB × 4(D-Subミニ15Pin)

  • 先生用PCの折り返し用出力 × 2
  • 確認用ディスプレイ用出力 × 1
  • プロジェクタ用出力 × 1

スチューデントユニット出力用ポート × 4※2

音声入力 マイク × 1(ミニジャック)
ライン × 1(ミニジャック)
音声出力 ヘッドフォン × 1(ミニジャック)
ライン × 1(ミニジャック)
キーボード・マウス※3 キーボード:ミニDIN 6ピン(メス) × 2
マウス:ミニDIN 6ピン(メス) × 2
USB Aコネクタ × 1 USB Bコネクタ × 1
消費電力 AC100V ±10% (50/60Hz)  60W以下
外形寸法 370(W) × 280(D) × 132(H) mm (但し突起部分を除く)
重量 約4.2kg
付属品
  • マーキング用USBマウス(延長ケーブル含む) × 1式
  • 先生用ヘッドセット × 1セット
  • 先生PC~マスター装置間用RGBケーブル(D-Subミニ15Pinオス~オス 3m) × 1本
  • 先生PC~マスター間接続ケーブル × 1本
  • S端子ビデオケーブル × 1本
  • ステレオミニプラグケーブル × 1本
  • ターミネータ × 4セット
  • 電源ケーブル × 1本
  • アース線 × 1本
  • マニュアル × 1式
  • ※1ビデオ信号(NTSC)はアップスキャンコンバータによりアナログRGB信号に変換して転送。
  • ※2モジュラーケーブルで接続したスチューデントユニットを経由して中間ディスプレイ/学生ディスプレイに転送。
  • ※3キーボード・マウスはPS/2タイプに対応しています。USBタイプをご希望の場合はご相談ください。

操作ボード(先生用)

LNET-675用操作ボード

品名 標準操作ボード ※1 レイアウト対応操作ボード ※1
型番 LNET-C675S LNET-C675F ※2
電源 マスター装置より供給
外形寸法 296(W) × 248(D) × 31.5(H) mm (但し突起部分を除く)
重量 約1.5kg
備考 操作ボード上の座席レイアウトは、ヨコ8列 × タテ10段です。 教室のレイアウトに合わせて、学生座席ボタンを自由に配置することができます。
  • ※1操作ボードはどちらかを選択することができます。
  • ※2型番は採用頂いた後に決定致します。

スチューデントユニット(学生用)

スチューデントユニット『LNET-S675P』

型番 LNET-S675P LNET-S675U
接続台数 スチューデントユニット1台につき、中間ディスプレイ1台、学生パソコン・ディスプレイ2台を接続可能※1
映像入力 学生パソコン接続端子 × 2(アナログRGB D-Subミニ15Pin)
※マスター装置からの映像信号はモジュラーケーブルにて入力
映像出力 学生ディスプレイ接続端子 × 2(アナログRGB D-Subミニ15Pin)
中間ディスプレイ接続端子 × 1(アナログRGB D-Subミニ15Pin)
音声入力 マイク × 2(ミニジャック)
ライン × 2(ミニジャック)
音声出力 ヘッドフォン × 2(ミニジャック)
マイク × 2(ミニジャック)
ライン × 2(ミニジャック)
キーボード・マウス※2 キーボード:ミニDIN 6ピン(メス) × 4
マウス:ミニDIN 6ピン(メス) × 4
USB Aコネクタ × 2 USB Bコネクタ × 2
消費電力 AC100V ±10% (50/60Hz)  40W以下
外形寸法 400(W) × 200(D) × 48(H) mm
重量 約1.5Kg
付属品
  • スチューデントユニット~スチューデントユニット間ケーブル × 1(4本組8Pin~8Pinモジュラーケーブル)※3 ※4
  • 学生パソコン接続RGBケーブル × 1(アナログRGB D-Subミニ15Pinオス~オス)
  • 電源ケーブル × 1
  • アース線 × 1
  • ※1使用するコンピュータ・ディスプレイは使用する解像度で、2種類以上のリフレッシュレートに対応しているものをご使用ください。
  • ※2キーボード・マウスはPS/2タイプに対応しています。USBタイプをご希望の場合はご相談ください。
  • ※3RJ45(8極8芯)プラグのモジュラーケーブルで当社独自のツイストを行った専用ケーブルです。形状が同じでもLANケーブルや他社製ケーブルはご使用になれませんのでご注意下さい。
  • ※4教室のレイアウトに応じて適切な長さのケーブルを添付して出荷いたします。
  • ※5スチューデントユニットの上に中間ディスプレイ乗せることができます。
    ディスプレイを乗せたイメージ写真 スチューデントユニットの上に中間ディスプレイ乗せている写真
  • ※製品の仕様・デザイン等は予告なしに変更することがあります。
  • ※LNETは、当社の登録商標です。その他の会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。

双方向画像音声転送システム LNET-675 ハードウェア方式だからできる画像と音声のリアルタイム転送

オプション(ハードウェア製品)

オプション(ソフトウェア製品)

授業支援ソフト

フリーソフト

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